Published: November 21, 2017
eコマースの巨人は小売業者に対しパワフルな優位性をもっており、Amazon、アリババのようなプレイヤーのペネトレイトは急速に拡大すると考えられる。
Amazon Goが本格展開目前だとBloombergが先週報じた。Axionはこの記事でキャッシャーなしグロッサリーストアを実現するためには100%近い精度が必要であること、不正行為を防ぐ必要があると指摘した。一年前にメディア発表されて以降、細やかな調整を続けてきたAmazon Goだが、アマゾニアン(?)はクラック耐性を試すある実験をしたそうだBloomberg。
従業員はAmazon Goの技術をだまそうとした。3人の進歩的なアマゾニアンが明るい黄色のピカチュウの衣装を着て、サンドイッチ、飲み物、軽食を掴んで店内をまわった。事情に精通している人によると、このアルゴリズムはイエローのポリエステルで実体が隠れていても、従業員を正確に特定し、Amazonアカウントに料金を請求することができた。
Amazonは9月にWhole Foods Marketを137億ドルで買収完了した。高級食料雑貨品チェーンで値下げを行い、来店者数を押し上げようとしている(Whole Foodsの高い価格設定には不満をもつ消費者もいた)。AmazonのPrime会員だと値下げ幅がより大きくなるようにした。
Amazon Goチームの採用は、プラットフォームを完成させるために必要なエンジニアや研究者から、建設マネジャーやマーケティング担当者にシフトしたという。
アリババ・グループ・ホールディングは米ウォルマート式のハイパーマーケット運営会社として中国最大手、高鑫零售(サン・アート・リテール・グループ)の株式を約29億ドル(約3250億円)で取得することで合意した。株式の36%に相当するBloomberg。
アリババは今年の夏にAmazon Goに触発されてキャッシャーレススーパー「淘咖啡(TAO CAFE)」のコンセプト店舗を披露した(※日本メディアでは無人店舗と翻訳されているが、商品管理、棚積みなど人間の仕事は残されている)。
仕組みはAmazon Goと似ているが、仮に商品代金がモバイル決済アプリ「アリペイ(支付宝)」から自動的に差し引かれる点が優れている。AmazonもAmazon Payをリリースしているが、クレカ会社がトランザクション処理を受け持っている(早くこの部分が合理化されることを望みたい)。